■チルチンびと「古民家」の会 会員工務店事例
祖父母の暮らした古民家を暖かく快適に 愛知県 ㈲勇建工業
祖父母から受け継いだ築131年の古民家。勇建工業の左官と大工力で昔の面影をそのままに、耐震性を向上させた。使えるものは残したい、とお気に入りの古建具が多く残された住まいは、いずれは娘さんにも受け継ぐ予定だ。
昭和期の平屋を快適に暮らせる住まいに 愛知県 ㈱エコ建築考房
一宮本社の敷地内に建つ、築60年ほどの平屋建てをリフォームした「ここんの家」。このモデルハウスでは、エコ建築考房が提案するリフォームの心地よさを体感することができる。
思い出の姿をそのままに香川の地で実現した移築再生 香川県 ㈱菅組
幼少期から家族で過ごした住まいを昔と変わらぬ姿で残したい……。宮大工集団をルーツとする菅組が、棟梁の揺るぎない技術と、快適な居住性を考えた設計により、住まい手の切なる願いを叶えてみせた。
後醍醐天皇の隠れ里に佇む 旬の野菜レストラン
農悠舎王隠堂 奈良県 ㈲倭人の家建築
梅や柿が植えられた山里に建つ「農悠舎王隠堂」は、その日に採れた地場野菜を使った料理を提供するレストラン。幕末に建てられた旧家を改修した建物で、ゆったりとランチをいただくことができる。
登録有形文化財の古民家を次世代へと住み継ぐために 大阪府 ㈲井信
築250年の由緒ある建物を大切に住み継いできた山本さん夫妻。経年による劣化がひどくなったため、民家再生に実績のある井信に耐震補強を依頼したところ、同社の井上和夫社長の恩師である植松清志氏を紹介され、綿密な調査と復元により、国の登録有形文化財として登録される運びとなった。
江戸末期の民家を改修し家族の歴史を未来へつなぐ 福岡県 ㈲建築工房 悠山想
伊藤さん一家が、ご主人が生まれ育った家を改修し、戻ってきたのは2018年のこと。ご主人は「江戸末期に建てられた家で、築170年と聞いています。茅葺き屋根の家は傾きかけていましたが、一度途切れたら戻らない大切な何かがあると感じ、改修してここに住むことに決めたのです」と話す。
地域を代表する古民家を産学連携で再生 兵庫県 ㈱中井工務店
重厚な門の奥に、青空に映える瓦屋根の民家。広い敷地に主屋のほかに蔵や離れが建ち並ぶN邸は、山あいの集落の中でもひときわ風格ある佇まいを見せる。