ベンガラ、柿渋、漆など、日本で古来から用いられてきた自然塗料は、その地域に馴染みのある素材を原料としてつくられていました。今もなお、古民家の梁や柱、古い建具などに見られる深みのある色あいは「古色」として親しまれています。
古めかしくも艷やかな色味は重厚感があり、その建物が過ごしてきた長い年月を物語っているように感じます。古民家やアンティーク好きの方は、この魅力に惹かれる方も多いのではないでしょうか。
チルチンびと別冊『民家の再生と創造②』の「古色図鑑」は、古色の解説から塗装する上でのポイント、手軽に購入できる古色塗料カタログを掲載しています。ぜひ一度お手にとってご覧ください。