私たち倭人の家建築は、奈良県の中南部、紀伊半島の付け根に位置します。盆地特有の夏蒸し暑く、冬は底冷えのする気候です。そこには何百年という永い年月培われた建築様式があります。土を叩き、石を据え、柱を立て、竹で壁を編み、土を塗り、瓦を葺く。これが夏涼しく長持ちする大和の家でした。
この地方にはその伝統を受け継ぐ大工、左官が多く残っています。また、吉野杉・吉野檜を中心とした豊かな木材が十分にあります。昔ながらの技術と豊かな木材を使った住宅が、私たちの目指す「倭の家」なのです。
古くからの伝統ある建築様式を受け継ぎ、新しい暮らしにマッチするデザインと機能性を考え、かつ地域の材を使い、世界に一つしかない、建築した者の顔がはっきりと見え、長く暮らしていける家づくりに努めてまいります。環境問題に対する視野も広げ、地域循環型社会に貢献する「地域に根ざす家づくり」を私たちは実践していきます。
有限会社 倭人の家建築
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