京都の西陣にある、1日3組限定の町家の宿です。
ある日、TVで京町家の改修の番組を見ました。その2年ほど前まで長い間海外に住んでいたこともあり、日本の文化に興味津々で、「京町家」というかっこいいものがある！ とその時から町家にはまっていきました。
自分の納得いく町家を見つけ、現代工法ではなく、昔から伝わる「伝統工法」にて改修。歴史が残る木材や使えるものは、できるだけそのまま生かしました。主に家の内壁の再生作業と木材の塗装は自分が担当。伝統工法の壁というのは「竹小舞」という竹を組んで壁の土台を作り、その上に土壁を塗っていきます。「竹小舞」は竹を格子状に組み、竹の交差部分を縄で編んで固定する。その作業は楽しいものなのですが、さすがにその範囲の広さにたいへんな思いをしました…。
大工さん、左官屋さん、その他の職人さんたちの技術により、少しずつ家が再生されていく。そういった日本の伝統の技を見ながらの作業は貴重な体験となりました。
「温故知新」、言葉では伝えきれない。
ぜひ、お泊まりいただき、紫月のスローな時間を体感してみてください。
紫月-shizuki-
〒7602-0097 京都府京都市上京区西若宮北半町155
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