岩手県/J邸

岩手県/J邸

長い眠りから生き生きと蘇った 瀟洒な住まい

 

長い眠りから生き生きと蘇った 瀟洒な住まい

 

 ずっと憧れていた家を、縁あって譲り受けた夫妻。古民家再生を得意とする工務店の力を得て、古びの美を堪能できる、上質な空間をつくり上げた。

 チクタク、チクタク……壁にかかったアンティーク時計のまろやかな振り子の音が室内に心地よく響き、パチッ、パチパチッと薪のはぜる音が、時折薪ストーブの炉内から聞こえてくる。アンティークのペンダント照明が室内をやさしく照らし、古い建具の凝った意匠を浮き立たせる。アンティークあり、モダン・デザインありの家具たちも、自らの存在感を静かに主張する。

 この家は、昭和15年に建てられた趣のある平屋を、Jさん夫妻が2年ほど前に譲り受けて改修したもの。

 「この家との出会いは15年以上も前になります」と奥さん。結婚当初、近くのアパートに住み始め、この家の存在を知り強く惹かれたという。「庭木に埋もれるように建つ古い平屋で、当時から人が住んでいる気配はありませんでした」。奥さんは子どもの頃から古いものが大好きで、祖母の古箪笥をもらって、あれこれ楽しんでいたという。

 

長い眠りから生き生きと蘇った 瀟洒な住まい

 

 

 

 

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