右/木立ちに囲まれるようにして建つ石井邸。茅は移築時に熟達の職人たちが葺き替え、現在に至る。土地は汁田(しるた)と言われる湿地で、水抜きから始める大工事だった。 左/深い軒のかかる玄関まわり。石像が家を守っている。右/椅子座の食堂から、囲炉裏の間を見通す。古材は、解体を手がけた滋賀の島村葭商店のていねいな保管もあり状態がよかった。エゴマやベンガラで塗り直しているので、やや赤みがかって見える。 左/陶板を敷いた玄関まわり。25
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